2014年10月3日金曜日

はじめに

初めまして。最近「ドラゴンランス」シリーズを
二十年ぶり以上に再読して大ハマリし、
英語力ないくせにとうとう原書まで取り寄せてしまった
竜槍バカというかレイストリン原理主義者です。
大好きなあのシーンや、あの台詞が、
原文ではどのように表現されているのか知りたかった、
というのがひとつの理由です。

せっかくですので、それを形に残し、同じく竜槍病を患う皆様にも
見てもらおうと言うことで、始めてみました。
ドラゴンランス私的名シーンを原書からピックアップして
訳文と一緒に味わってみましょう。
英語が苦手な方にも、安田均氏を始めとする訳者の皆様の
名訳を改めて噛み締めていただけると思います。

一方で、どんなに優れた訳者であっても、
原文そのままを伝えることはできません。たった一単語ですらも。

辞書を引けば、その言葉に最も近い、複数の訳語が載っています。
しかしそのすべてを選ぶわけにはいかないし、仮にそうできたとしても
結局のところ、ある言葉の意味を他の言葉でそっくりそのまま置き換えることは
不可能なのだと思っています。

ドラゴンランスの世界を貫く"good"と"evil"の対立。
これは「善」と「悪(邪悪)」と訳されていますが
本当にそれらを日本語の善悪として捉えていいのか。

レイストリンはしばしばevilと評されていますが、
私には彼が邪悪だとは思えないのです。
英語のgoodとは、evilとは何なのか。
それから日本人に欠けていると言われる宗教心、
神とは、信仰とは何なのか。
アメリカ人である作者Margaret WeisとTracy Hickmanの
それを探りたいな、というのもあります。

なんて難しいことを吹いてみましたが所詮は興味本位であります。
「私的」セレクトですので、放っておくとレイストリンにまつわるシーンに
終始しそうな気がしますが、
「このシーンが見たい」というリクエストには可能な限りお応えします。

Twitter @Lewis31513058
までご連絡ください。

なお、「戦記」「伝説」の邦訳は富士見文庫版、
原書はWIZARD OF THE COAST社のペーパーバックを用いております。

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