“I’ve seen what you’re doing to him! You’re trying to murder him!”
“Your brother knew what he faced when he agreed to undergo these Trials. He knew death was the penalty for failure.”
戦記5巻p310
「ひどい仕打ちばかりして!あいつを殺すつもりなんだろう!」
「そなたの弟は、どんな目に遭うのか承知の上で、これらの<試練>を受けると決めたのだぞ。失敗が死であることも、当然承知のうえだ」
“He didn’t, not really,”
“If he did, he didn’t care. Sometimes his…his love for his magic clouds his thinking.”
“Love? No.”
“I do not think we could call it love.”
「嘘だ、きっと本気にはとっていなかったんだ」
「もし本気だったとしても、そこまでかまっていなかったんだ。あいつは時々……時々、魔法を愛するあまり、ほかのことはかまわなくなってしまうから」
「魔法への愛だと?いや、ちがう」
「それを愛と呼べるとは、わたしは思わぬ」
“To him, the gift is more than a tool to help him through life. To him, the gift is life.”
“He seeks knowledge and power that can be dangerous, not only to the user but to those around him as well.”
「このような者にとって、魔術の才能は生活の糧以上のものだ。このような者にとっては、才能こそ生きることそのものなのだ」
「知識と力を求めて、危険をも冒す――そしてその危険は、呪文を用いる当人のみならず、周囲の人々にも及びかねない」
“Thus we weed out the incompetent….”
“You’ve done your best to weed out Raistlin!”
「この試験を通して未熟者を排除し……」
「なりふりかまわずレイストリンを排除しようとしたくせに!」
“Magic! Tricks to keep kids amused! True power! Bah! It’s not worth getting killed over--“
「魔術だと!がきの喜ぶ小細工じゃないか。まことの力だと!ふん!そんなもののために命を賭ける値うちがあるものか――」
“Your brother believes it is,” Par-Salian said softly. “Shall I show you how much he believes in his magic? Shall I show you true power?”
「そなたの弟は、ある、と信じておるぞ」パー=サリアンが低く言う。「かれがどれだけ魔法に信頼を置いているか、見せてやろうか?そなたにまことの力を見せてやろうか?」
“Watch.”
“I am going to show you a vision of what might have been….”
「見よ」
「わたしがこれからそなたに見せるのは、起こりえたかもしれないことの幻影だ……」
***
枢密会議の長、偉大なるパー=サリアン。あなたも所詮人の子、一人の魔法使いだったのですね。キャラモンに「がきの喜ぶ小細工」扱いされてかちんと来ちゃったんですか?それであんなことやっちゃったんですか?
これほどむごたらしい<大審問>が後にも先にもあったとは思えません。
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