一応注意しておきますと、字義的には違います。「たれ」の中に「七」と「田」まで入った形の中に、「力」が入っています。よく似た「膚」も同様で、入っているのは「胃」ではなく「月(肉)」です。
一方で「囚」には「人」が入っています。ふーん。
DRAGONS OF WINTER NIGHT p332
The gleaming, night-blue dragon-scale armor of the Highlords suited her well, Tanis caught himself thinking. It was tight-fitting, emphasizing the curves of her long legs.
戦記4巻p169
竜鱗きらめくドラゴン卿の鎧は、夜のように深い青色だった。よく似合っている、とタニスは無意識のうちに考えていた。鎧は彼女の体にぴったりで、長い脚の曲線を強調している。
He could not absorb her words, his brain was still fumbling to make sense of this, while his body was reacting--once again--to her nearness.
タニスには彼女が何を言っているのか聞きとれなかった。かれの脳はまだ事態をのみこめずにいた。それなのに、かれの体は――またもや――彼女の身近さに反応している。
The mask had left her hair somewhat damp, the curls clung to her face and forehead. Casually she ran her gloved hand through her hair, shaking it out. It was an old habit of hers and that small gesture brought back memories--
面頬のせいで、彼女の髪は少し湿って、巻き毛が顔や額にまつわりついていた。彼女は手袋をはめた手でさりげなく髪をかきあげ、さらりとほぐした。なつかしい仕草。その小さな身ぶりが、かつての記憶を呼び起こし――。
Tanis shook his head, struggling desperately to pull his shattered world together and attend to her words. The lives of his friends depended on what he did now.
タニスはかぶりを振ると、砕けた自分の世界を必死につなぎとめ、彼女の言葉を聞きもらさぬよう努めた。友人たちの生命は、かれが今どう行動するかにかかっているのだ。
“Same old Tanis,” she murmured, pressing her body against his. “You still blush like a schoolboy. But you were never like the others, never…” she added softly. Pulling him close, she put her arms around him. Closing her eyes, her moist lips brushed his…
「昔通りのタニスちゃん」彼女はつぶやきながら、体を押しつけてきた。「男生徒みたいに赤くなって。でも、あなたって、ほかの人とは全然ちがっていたわ、全然……」そっとくり返す。彼女はタニスを引き寄せ、両腕をまわした。目を閉じ、湿った唇でかれの唇をなぞり……。
***
リップブラシに口紅を取りながら、「なぞる」=”brush”ですか…などと朝っぱらから考えこむ自分はもう終わってます。ね、タニスちゃん。
“My boots,” she said to Tanis, smiling.
Swallowing, giving her a weak smile in return, Tanis gripped her leg in his hands. This had been an old game of theirs, him taking off her boots. It had always led to--Tanis tried to keep himself from thinking about that!
「わたしの、ブーツ」彼女は微笑を浮かべながらタニスに言った。
タニスはごくりと唾を飲み、弱々しくほほえみ返すと、彼女の脚を両手でつかんだ。これは二人のゲームだった――タニスがキティアラのブーツを脱がせてやるのだ。そしてそのあとは必ず……!タニスはそのことを考えまいと躍起になった。
***
映画「皇帝と公爵」に、女性軍人が愛人にブーツを脱がせるシーンがありました。もちろん「キティアラだーーー!!」と内心で叫びました。これはタニスとだけのお遊びなんでしょうか?バカリスやガリバヌスにもさせてるのかなあとかいろいろ妄想が膨らみます。
では今日はここまでで、明日に続きま〜す。
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